煙の向こうのおばあと。

おばあ、ウチんとこのハハオヤは、
おばあにそっくりなんだってよー。
今日、おばさんと話して、二人で笑ったよ。
親子なんだねぇって。

たった1年ぶりだというのに、
おじさんの眉毛が、すっかり白髪になっていたのに驚いた。

おばさんも、足のどこかを痛めたせいで、「ひざまづき(※)ができない」のを、目の当たりにした。

あいかわらず元気そうなネエネェ。

30年ぶりくらいに再会する、ネェネェの弟。
だってあたしの知ってる面影は、まだ幼稚園生。
いきなり、「はきはきして賢そうなニーニーグヮー」だよ？
確か、勤務先で主任だか係長だか知らんが、そういう、リーダー的な役職についていると聞いた（別のいとこのネェネェの子供が、部下らしいんだもの←世間狭いわ〜；）。

子供の頃に、何度も遊びに来て、何度か泊まったこともあるこの
ハハオヤの実家が、こんなにも小さな部屋だったなんて。

おそらく、おじさんが若い頃にもらったらしい、何かの大会でもらった盾が壁にかかっているのも、子供の頃そのまんまだったのに、心底驚いた。
そして、懐かしくもあり。

この仏壇に立ち上る線香の向こうに、
若い頃に亡くなったと聞く、ハハのお姉さんが眠る。
そして、あたしの幼稚園の頃に、オジイが。
そしておじさんが（ハハの弟）。
そして、オバアも。

今この年になって、ここ2、3年イロイロとあったおかげで
おばさんと話す機会が増えて初めてわかったけど。

おばさんも、この家に「嫁」として嫁いできて、気苦労が多かったんだ、と。

オバアの実の娘であるあたしのハハオヤは、足が痛いのを理由に
「来れない」と言ってたけど「行きたくない」のが正直なとこだろうし（人嫌い）、妹おばさんに至っては、あたしぜんぜん知らなかったけど、2度も倒れて入院していたなんて・・・。

そして症状が、アタシのハハオヤよりも酷いらしい。
先に倒れて、半身麻痺したのは、妹おばさんじゃなく、（旦那である）おじさんの方が先だったのに・・・。
おじさんは、もともとやっていたスポーツがあったし、元来社交的な人なのだから、積極的にリハビリして、車も運転できるまでに回復してしまった。
おじさんが身の回りの世話をしているというのは聞いていたけど。
それほどに酷い状態だとは、思いもしなかった。

だから・・・今回の法事を、嫁であるおばさんの方でやってくれてるのには、頭があがらないな、と・・・。
おばさんのそんな「不満」だとかが、お吸い物の味付けになってるのかなぁ？と思った・・・（ん〜、正直「塩が濃いな」と思ったのだ）。

そして、頑固だった（まだ家にいた頃の）おばぁの話を聞いて、おばさんも辛かったんだな、と思った。

ネェネェの話では、子供達がみんな結婚や仕事で家を出てしまったから、この家におじさんとおばさんの二人っきりになってしまって、年を取ったせいもあって（頑固になって）ケンカすることが多くなってしまってるらしく・・・休みの日は毎回わざわざ（遠いのに；）この実家に帰ってきているんだそうだ。
他の兄弟は、仕事が不規則で忙しいし、県外に行ってしまってるしで・・・ネェネェが、二人の「クッション」になるべく、帰ってあげてるなんて、ホントえらいナァ〜；と思った。

さ・・・今度はウチの番だ。
多分、旧盆（つっても今年は内地のお盆とこっちの旧盆が、モロに同じなんだよね〜；）に顔を合わせる父親と、打ち合わせ、だ。

今月から来月にかけて・・・忙しいな；
睡眠不足になりがちだから（ついついネットに繋げてふらふらしてしまうから）気をつけよう。

♪ラジオメモ♪
ノクターン（第20番）